Baron-RII
バロンカメラ株式会社から、1954年に発売された日本産カメラ。
僕の部屋の平均年齢を上げる切欠となったカメラです。
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展開後。 レンズは 「Baron Anastigmat 1:3.5 F=80mm」を搭載しています。青味がかったコーティングが施されており、とても綺麗です。 |
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シャッターは豪華にセイコーシャ・ラピッドを使ってます。速域は1/1・2・5・10・25・50・100・250・500秒とBモード。これもダイアル動作で合わせます。 |
フォーカスはレンズ外周の円筒カバーがダイアルになっていて、回すことで調節できます。合わせ位置である、◇を細長くしたやつはシャッター速の合わせ位置と共通です。 |
チャージについては、必ずシャッター速を決めてからチャージします。チャージしてからシャッターを弄ろうとすると、どうしても1/500だけ入らないのです。 |
シャッターの羽の枚数は5枚。レンズの構成は現在のところ不明。(画像ロールオーバー) |
巻取りノブとファインダーです。 |
ファインダー調節ノブとレリーズボタンです。 |
ファインダーの入光口は、2つあります。右側がメインのファインダーです。 |
フィルムチェンジは、カメラの左側面、巻取りノブ横のベロを引き上げることでロックが外れ、背面が開きます。フィルムは左送りです。 |
ロールオーバーでレリーズ。 |
以上です。
見た目は渋くてカッコいいし、シャッター動作も好調。いいカメラだと思います。
焦点距離の問題は、慣れでカバーできる範囲なので無問題。
レンズの詳細がカメラペディアにすら記載されてないレアな情報のために、
これからもしばらく試験撮影をしなければならない子だと思います。
調子見の作例は、以下のようになりました。
フォーカスがきちんと合えばそれなりには撮れるみたいです。
が、とどのつまり合わせるには慣れと勘と運がいるのです。
その上、被写対象の偏りブリがすさまじい。
以前に人物も撮りましたが、描写に問題はないみたいです。
フォーカスさえ!フォーカスさえ合えば!
前途多難です。
(06/07.2009)